名古屋市瑞穂区の高級住宅街について、瑞穂区民である筆者が紹介したいと思う。
元々、瑞穂区に高級住宅街があり、実際に大きな家がある場所も把握していたが、改めて情報を整理してみると面白いことが見えてきたので、皆さんも一度高級住宅街がどんなところか考えて見て欲しい。
目次
瑞穂区の高級住宅街はどこにあるのか
まずは下記の瑞穂区のマップを見て欲しい。

ハートのピン(マーカー)を立てている付近が、いわゆる高級住宅街になる。
※高級住宅街の定義は様々あるが、地元民目線で邸宅が多い地域にマーカーを立てている。
瑞穂区の高級住宅街は、瑞穂区の東側(マップで見ると右側)に集中しているのがお分かりだろうか。
明確に〇〇町と覚えるよりも、ちょうど地下鉄桜通線から東側の地域が高級住宅街になるイメージを持っていただければ、スッと理解しやすいだろう。
瑞穂区の高級住宅街はどんなところか
それでは次に、瑞穂区の高級住宅街がどのようなところにあるのか記載していく。
高台に集中してある
瑞穂区の地形は、西から東(マップの左から右)にむけて坂道を上り高台になっていく特徴があります。
途中東側中ほどに山崎川が南北に流れているところは、いったん標高が下がるがさらに東へ行くと坂道が続いていく。
こういった高台に高級住宅街が集中している。
これは瑞穂区だけに限った話ではなく、世界共通に言えることだ。
例えば「六本木ヒルズ」や「ビバリーヒルズ」といった、誰もが知っている高級住宅地があるが、「ヒルズ(丘・高台)」という名前がつくことから、高台に高級住宅街が集中することがよく分かる。
旧家や邸宅が多い
一般的に高級住宅街には、旧家や邸宅(大きい一戸建て。いわゆる豪邸)が多い。※日本の場合は、昔に武家屋敷だったというところも多い。
瑞穂区の東側は、戦火を免れたため旧家が多いのも特徴だ。
もともとお金持ちが多く住んでいた地域であるため、旧家もお金持ちである場合が多く邸宅が集中してあるのだ。
瑞穂区の高級住宅街は、昔から高級住宅街であるため、ここ数年で形成されたわけではない。
また、ある程度の地位の方(いわゆるお金持ち)が多く暮らす地域であるため、どことなく品の良さを感じることだろう。
瑞穂区の高級住宅街で住むメリット・デメリット
良いイメージばかりの高級住宅街だが、メリットだけではなくデメリットももちろんある。
メリット
地盤が安定している
高台は地盤が強く安定しているところが多い。また津波などの自然災害にも強い。
遮るものが少ない
ビルやマンションが少ないため、遮るものなく見晴らしが良い。
また、風通しが良く日照条件が良いのも特徴だ。
静か
敷地の広い一戸建てが多く、人口密度が低いため比較的静かである。
いわゆる閑静な住宅街だ。
治安がとても良い
ある程度地位の高い人が住んでいるため、とても治安が良い。子育てにも良い環境といえるだろう。
街全体が綺麗
ゴミが散らかっていたり、タバコのポイ捨てをする人もいないため街が綺麗。
人口密度が低い分、ゴミが少ないのもある。
デメリット
坂が多い
高台にあるため、坂が多い。家を出る時は下り坂だが、帰る時は毎回坂を上ることになる。(足腰が鍛えられるという意味ではメリットになるが。)
不便
高級住宅街の周りには、商業施設や買い物をするところがない。駅まで遠いところも多く、生活する上で車が必須である。
水圧が低い
低地と比べると水圧が低くなるため、ポンプを利用したりする必要がある。
見栄を張る心理が働きやすい
周りが立派な家や良い車を持っているため、見られても恥ずかしくないように見栄を張ろうという意識が働きやすい。
高級住宅街で住むためには
低地と比べると少ないが賃貸物件があり家賃もそれほど高く無いため、住もうと思えば住める。
ただし、生活をする上で車が必須になる。
最寄り駅まで遠く、買い物に不便な場所が多いためである。
車がない人や車通勤できない人にとっては、不便な生活にならざるを得ないだろう。
高級住宅街で住む人には、そこで住む人の生活スタイルにあった暮らしがあるのだ。
一般人であれば、駅近の買い物が徒歩圏内にある物件を選ぶのが自然な流れだ。
だから高級住宅街にはお金持ちしか住まない。お金持ちばかりが集まることで、品の良い地域が出来上がっていると言っても良いかもしれない。
筆者のように独身の一般サラリーマンであれば、駅近の普通の賃貸物件が身の丈にあった生活と言えるだろう。
最後に:瑞穂区の高級住宅街を散策して
筆者は運動がてらに高級住宅街を散策することがある。
低地では見ない立派な邸宅あり、そこには高級車がとめられていて、品のある光景が続く。
気分を害するようなマナーの悪い人も目につかない。
確かにお金があれば、高級住宅街に住みたくなる気持ちが分かる。
束の間の非日常感を得て、下り坂を下りて自分の賃貸物件へと帰っていく。
「いつか自分もあんなところで住めたらなぁ」とため息をついて、次の朝には混んだ電車に揺られながら、いつものように出勤するのであった。とほほ。